充電しながら遊べるSwitch2におすすめのモバイルバッテリーはどれ?
モバイルバッテリーのおすすめはAnker?公式はない?容量は?
Switch2のモバイルバッテリーで充電できない原因は?
Switch2のモバイルバッテリーは任天堂が推奨する条件を満たした、信頼性の高いメーカー製のモバイルバッテリーを選ぶことが重要です。
Nintendo公式によれば、Switch2の内蔵バッテリー容量は5,220mAhで、プレイ時間はソフトによって異なりますが約4.5〜9時間とされています。
また、充電や給電にはUSB PDに対応した出力が必要であり、非対応では安定して充電できないため注意が必要です。
今回は、過去に旧Switchの周辺機器で公式ライセンスを取得していた「Anker」より、充電しながら遊べるSwitch2におすすめのモバイルバッテリーを5つ紹介します。
記事では、Switch2に適したモバイルバッテリーの選び方や注意点などもまとめているので、外出先や旅行などで充電しながらSwitch2を遊びたい人は参考にしてください。


Switch2で使うモバイルバッテリーの選び方
Switch2をモバイルバッテリーで充電するなら、本体の仕様に合った製品を選ぶことが欠かせません。
規格が合わないものを使うと、充電が進まない、あるいはプレイ中に電源が落ちる原因になり、容量・出力・USB PD対応の有無は、快適に遊ぶために確認すべき基本条件です。
さらに、持ち運びや価格とのバランスを考え、自分の遊び方に合ったモデルを選ぶことも重要なため、具体的に容量や出力ごとの目安を解説していきます。
容量は10,000mAh以上(フル充電約1回分)を選ぶ
Switch2をモバイルバッテリーで安心して使うなら、最低でも10,000mAh以上の容量を選ぶことが基本です。
Switch2の内蔵バッテリーは5,220mAhであり、フル充電1回分をまかなうには余裕のある容量が必要となります。
バッテリーの定格情報(電圧、バッテリー容量、ワット時)は、それぞれ次のとおりです。
◼︎Nintendo Switch 2 本体
3.78V / 5,220mAh / 19.74Wh
◼︎Joy-Con 2
3.89V / 500mAh / 1.95Wh
◼︎Nintendo Switch 2 Proコントローラー
3.5V / 1,070mAh / 4.15Wh
◼︎ニンテンドー ゲームキューブ コントローラー
3.89V / 500mAh / 1.95Wh出典:【Switch 2 / Switch】本体やコントローラーのバッテリーの定格情報を知りたい。|Nintendo公式
容量が少ないとフル充電ができず、外出先で電源が切れてしまいますが、10,000mAhあれば本体をおよそ1回分フル充電できるため、移動中や旅行先でも安定して遊べます。
さらに長時間の利用を想定するなら20,000mAh以上を選ぶと安心で、プレイスタイルに合わせて容量を選ぶのが失敗しないコツです。
USB PDに対応している製品を選ぶ
Switch2をモバイルバッテリーで充電するなら、USB PD(Power Delivery)に対応した製品を選ぶことが欠かせません。
USB PDは従来の急速充電規格よりも大きな電力を安定して供給できるため、ゲームプレイ中でも充電が追いつく利点があります。
対応していない製品では出力不足となり、充電が進まない、あるいは残量が減り続けるといった不具合が起こりやすいです。
つまり、快適なプレイ環境を維持するためには、必ずUSB PD対応かを確認することが重要です。
充電しながらTVモードで遊ぶなら54W以上出力できる製品を選ぶ
Switch2をTVモードで遊びながら充電する場合は、54W以上の出力に対応したモバイルバッテリーを選ぶのが望ましいです。
任天堂公式のサポート情報でも、市販ACアダプターは54W以上あればプレイモードに関係なく使用できると案内されています。
つまり、モバイルバッテリーでも同等の基準を満たしていれば、TVモードでの長時間プレイ中でも安定して電力を供給できるのです。
さらに、経年劣化や電力ロスを考慮しても余裕を持てるため、安全性と実用性の両面で54W以上を目安に選ぶことが重要です。
充電しながらテーブル/携帯モードで遊ぶなら25W以上の製品を選ぶ
Switch2をテーブルモードや携帯モードでプレイしながら充電する場合は、25W以上の出力に対応したモバイルバッテリーを選ぶことが安心です。
本体を動かしつつ画面を表示する状態では消費電力が増えるため、20W前後では充電が追いつかないケースがあります。
25Wクラスの出力があれば、プレイ中でもバッテリー残量が安定し、長時間遊べるのが利点です。
つまり、充電しながらSwitch2を持ち運んで遊ぶなら、出力の目安は25W以上を基準にすることが重要です。
TVモード
・ゲームプレイ時:約19W
・メニュー表示時:約8W
・スリープ時※1:約0.5W
・スリープ時※2:約5W
・電源OFF時:約0.5W年間消費電力量の目安※3 :約14kWh※1 / 約 50kWh※2
※1 本体設定の「有線インターネット接続の維持」をOFFに設定した状態
※2 本体設定の「有線インターネット接続の維持」をONに設定した状態
※3 ゲームを1日2時間遊んだ場合の、1年間のおおよその消費電力量です。
※ 消費電力はソフトや使用状況によって異なります。

Switch2におすすめのモバイルバッテリー5選
witch2を外出先や旅行先でも快適に使うためには、信頼性の高いモバイルバッテリーを選ぶことが重要です。
しかし容量や出力、価格の違いが多く、どれを選ぶべきか迷う方も少なくありません。
ここでは実際の仕様や公式推奨条件を踏まえ、用途や予算に合わせて選びやすいAnker製の人気モデルを5つ厳選しました。
比較しやすいように容量や出力、重量などのスペックも整理して紹介します。
比較項目 | 価格(税込) | バッテリー容量 | ポート構成 | USB-C入力(最大) | USB-C出力(最大) | 重量 |
---|---|---|---|---|---|---|
Anker Power Bank|20,000mAh/30W | 5,990円 | 20,000mAh | USB-C:2つ USB-A:1つ | 20W | 30W | 約463g |
Anker 537 Power Bank|24,000mAh/65W | 11,490円 | 24,000mAh | USB-C:2つ USB-A:1つ | 30W | 65W | 約500g |
Anker Zolo Power Bank|10,000mAh/30W | 3,990円 | 10,000mAh | USB-C:2つ USB-A:1つ | 20W | 30W | 約212g |
Anker Power Bank|20,000mAh/87W | 7,990円 | 20,000mAh | USB-C:2つ USB-A:1つ | 65W | 87W | 約430g |
Anker Nano Power Bank|5000mAh/22.5W | 3,490円 | 5,000mAh | USB-C:1つ | 18W | 22.5W | 約102g |
※本記事で紹介しているモバイルバッテリーは、Switch2の公式仕様や任天堂が案内している充電条件を踏まえて選定しています。54W以上の高出力モデルはTVモードにも対応でき、容量10,000mAh以上あれば本体をおよそ1回分フル充電可能です。また、持ち運びやすさを重視した小型モデルや、複数ポートで同時充電ができるモデルも含め、プレイスタイルや予算に応じて比較できるようにしています。
Anker Power Bank|20,000mAh/30W

Anker Power Bank|20,000mAh/30W | 詳細 |
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価格(税込) | 5,990円 |
バッテリー容量 | 20,000mAh |
ポート構成 | USB-C:2つ USB-A:1つ |
USB-C入力(最大) | 20W |
USB-C出力(最大) | 30W |
重量 | 約463g |
Anker Power Bank(30Wモデル)は20,000mAhの容量でSwitch2を約3回フル充電できます。
最大30W出力に対応しており、外出先で利用する携帯モードやテーブルモードなら十分な性能です。
USB-Cポートを2つ、USB-Aポートを1つ備え、スマホなども同時に充電できますが、Switch2を充電しながら使う際は出力の高いUSB-C1ポートのみを利用するのがおすすめです。
重量は約463gと大容量モデルとしては標準的で、価格も抑えられているためコストパフォーマンスに優れています。
外出時にTVモードを使うことはできないため、持ち運び用のモバイルバッテリーとしては最も現実的でおすすめできるモデルです。
Anker 537 Power Bank |24,000mAh/65W

Anker 537 Power Bank |24,000mAh/65W | 詳細 |
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価格(税込) | 11,490円 |
バッテリー容量 | 24,000mAh |
ポート構成 | USB-C:2つ USB-A:1つ |
USB-C入力(最大) | 30W |
USB-C出力(最大) | 65W |
重量 | 約500g |
Anker 537 Power Bankは24,000mAhの大容量を備え、Switch2をおよそ3回以上フル充電できます。
最大65W出力に対応しており、任天堂が推奨する「54W以上」の条件を満たすため、携帯モード・テーブルモード・TVモードのすべてで安心して利用可能です。
USB-Cを2ポート、USB-Aを1ポート搭載し、複数機器を同時に充電できますが、Switch2を充電しながら遊ぶ際はUSB-C1ポート(45W)を必ず利用してください。
重量は約500gと携帯性では不利ですが、そのぶんSwitch2とスマホを同時にまかなえる実用性があり、長時間プレイや旅行先で電源を気にせず使えるのが強みです。
Anker Zolo Power Bank|10,000mAh/30W

Anker Zolo Power Bank|10,000mAh/30W | 詳細 |
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価格(税込) | 3,990円 |
バッテリー容量 | 10,000mAh |
ポート構成 | USB-C:2つ USB-A:1つ |
USB-C入力(最大) | 20W |
USB-C出力(最大) | 30W |
重量 | 約212g |
Anker Zolo Power Bankは10,000mAhの容量を備え、Switch2を約1回フル充電できる小型モデルです。
最大30W出力に対応しているため携帯モードやテーブルモードでの利用には十分で、外出先でも安定して充電できます。
重量は212gと非常に軽量でポケットにも収まるサイズ感ですが、合計出力は30Wまでなので実質的にはSwitch2単体での利用が基本となります。
つまり、大容量モデルのように長時間プレイを支えるのではなく、短時間の外出や日常の持ち歩きで手軽に使えることが最大の強みです。
Anker Power Bank|20,000mAh/87W

Anker Power Bank|20,000mAh/87W | 詳細 |
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価格(税込) | 7,990円 |
バッテリー容量 | 20,000mAh |
ポート構成 | USB-C:2つ USB-A:1つ |
USB-C入力(最大) | 65W |
USB-C出力(最大) | 87W |
重量 | 約430g |
Anker Power Bank(87Wモデル)は20,000mAhの容量でSwitch2を約3回フル充電できます。
87Wの高出力に対応しているため、Switch2だけでなくノートPCやタブレットの充電にも活用できるのが特徴です。
USB-Cを2つ備えていますが、同時に複数機器を接続すると出力が分散するため、Switch2を充電しながら遊ぶ際はUSB-C1ポートを優先する必要があります。
重量は約430gと大容量モデルにしては軽量で、外出や出張にも持ち運びやすいバランスの取れたモデルです。
Anker Nano Power Bank |5,000mAh/22.5W

Anker Zolo Power Bank|10,000mAh/30W | 詳細 |
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価格(税込) | 3,490円 |
バッテリー容量 | 5000mAh |
ポート構成 | USB-C:1つ |
USB-C入力(最大) | 18W |
USB-C出力(最大) | 22.5W |
重量 | 約102g |
Anker Nano Power Bankは5,000mAhの容量を備え、Switch2を約1回の半分ほど充電できる小型モデルです。
最大22.5W出力に対応しているため、短時間の携帯モードやテーブルモードでのプレイには十分ですが、長時間の利用やTVモードには不向きです。
重量は約102gと非常に軽量で、ポケットに入れても負担にならない携帯性が大きな強みとなっていますが、安さを重視した価格設定になっているため、サブ用途や緊急用のモバイルバッテリーとして最適です。
モバイルバッテリーを使ってSwitch2を充電する際の注意点
モバイルバッテリーは容量や出力だけでなく、実際に使う場面での注意点も理解しておく必要があります。
出力が複数ポートに分散するとSwitch2への給電が不足したり、ケーブルの規格が合わないと充電速度が極端に遅くなることがあります。
また、任天堂からは公式のモバイルバッテリーは販売されていないため、利用する際は必ず対応規格を確認し、安全に使える製品を選ぶことが大切です。
ここでは特に気をつけたいポイントを解説します。
同時充電ポート数と出力分散に注意する
モバイルバッテリーのポートが複数あっても、同時に利用すると出力が分散してSwitch2の充電が追いつかないことがあります。
特に出力が30W以下のモデルでは、スマホなどを同時に接続するとSwitch2側の給電が不足するリスクが高まります。
したがってSwitch2を充電しながら使うときは、なるべく単独で接続するか、高出力を維持できるUSB-C1ポートを優先するのが基本です。
用途に応じてポートの使い方を意識するだけで、安定したプレイ環境を確保できます。
ケーブルもUSB PD対応を使用する
Switch2をモバイルバッテリーで充電する際は、ケーブルも必ずUSB PD対応のものを使う必要があります。
いくらモバイルバッテリーが高出力に対応していても、ケーブルが通常規格だと電力が制限され、充電速度が遅くなったり充電自体ができないことがあります。
特に安価なケーブルは出力上限が低い場合が多いため、仕様を確認してPD対応と明記されたものを選ぶことが大切です。
ケーブルは入出力の橋渡しを担うため、性能を軽視しないことがSwitch2を安定して充電するための基本といえます。

Switch2公式のモバイルバッテリーはない
任天堂からはSwitch2専用の公式モバイルバッテリーは販売されていません。
そのため利用する際は市販のモバイルバッテリーを選ぶ必要があり、必ず出力や規格がSwitch2の条件を満たしているか確認することが大切です。
旧SwitchではAnkerが任天堂ライセンスを取得した専用モデルを販売していた実績があり、信頼性の高さが証明されています。
現時点でSwitch2向けのライセンス製品は出ていませんが、こうした背景からもAnker製のモバイルバッテリーは特におすすめできる選択肢です。

モバイルバッテリーでSwitch2が充電できない原因
モバイルバッテリーを接続しているのにSwitch2が充電できないときは、いくつかの要因が考えられます。
本体とバッテリーの相性や初期不良といった製品側の問題に加え、モバイルバッテリーの残量不足による出力制限、さらには長期使用による経年劣化で性能が低下しているケースもあります。
こうした要因は見た目では判断しにくく、気づかないまま使い続けると「規格上は対応しているのに充電できない」といった状況に陥りがちです。
この章では代表的な原因を三つに分けて紹介し、どのように確認すべきかを解説します。
Switch2とモバイルバッテリーの相性や初期不良
Switch2とモバイルバッテリーの組み合わせによっては、規格上は対応していても充電できない場合があります。
これはUSB PDの交渉が正しく行われない、あるいは製品の初期不良によって給電が不安定になることが原因です。
とくに安価なモバイルバッテリーでは仕様どおりの出力が得られないこともあり、購入後に不具合が判明するケースも少なくありません。
こうしたリスクを避けるためには、信頼できるAnkerなどの製品や動作確認済みの製品を選ぶことがポイントです。
バッテリー残量が少ないことによる出力制限
モバイルバッテリーの残量が少なくなると、内部の保護機能によって出力が制限されることがあります。
その結果、規格上は対応している製品でもSwitch2を十分に充電できず、残量が減り続けるように見えることがあります。
とくに容量が小さいモデルではこの現象が起きやすく、実用性が大きく下がる原因になもなり、安定して充電するためには、モバイルバッテリーをなるべく余裕のある状態で使うことが重要です。
もし充電が不安定なら、まずはバッテリーを満充電にしてから再度試すことが基本の確認手順になります。
経年劣化による出力低下で充電できなくなる
モバイルバッテリーは長期間の使用で内部の電池が劣化し、表記どおりの出力が出せなくなることがあります。
新品のときはSwitch2を問題なく充電できても、使用を重ねるうちに給電が不安定になり、最終的には充電が進まない状態になる場合もあります。
とくに高出力が必要なTVモードでは影響が顕著で、劣化したバッテリーでは動作が安定しません。
充電が不安定になってきたら買い替えのサインと考え、信頼できるメーカーの新しい製品に更新することが大切です。

Switch2とモバイルバッテリーのまとめ
Switch2を快適に遊ぶためには、容量・出力・PD対応といった条件を満たすモバイルバッテリーを選ぶことが欠かせません。
特に外出先では携帯モードやテーブルモードでの利用が多いため、10,000mAh以上の容量と25W前後の出力があれば安心です。
さらに、TVモードでも安定して遊ぶには任天堂が推奨する54W以上に対応したモデルが望ましく、用途に応じた選び分けがポイントになります。
注意点としては、複数ポート使用時の出力分散やケーブルの規格を確認し、信頼できるメーカー製を選ぶことが重要です。
モバイルバッテリーが充電できない場合の原因も把握しておけば、トラブル時に落ち着いて対応できます。
